ＭＡＧＩ☆の日記

stage22　京都でデート?

｢蒔人はやっぱり熱い男だったな…。翼はどうだろう…。ちょっと皮肉屋かな?魁は突っ走り屋タイプ。麗は可愛いけど気が強そうだ。芳香は…う～ん…｣
魔法部屋で通信簿をつけてるヒカル。
能力でなく性格の評価をしているよう。
｢ヒカル先生、はよ～ん。うふふ、今日暇だよね?付き合って。｣
｢おい、何だい?いきなり…｣
｢一緒に京都行きましょ、京都｣
｢京都?｣
｢うん。京都てね、舞妓さんがいて、古～い建物があって、美味しいものがいっぱ～いあるんですよ。ハリラ～ン｣
｢あの子は自分のことしか考えてないな。協調性、×｣
突然現れる芳香がヒカルに京都旅行に付き合うようせがみます。
ヒカルは芳香の通信簿の協調性の項目に×をつけながらもスカーペットで京都まで連れて行きます。
｢やっほ～｣

メーミィは前回のトラベリオンの映像を映し出しながら｢何度見ても不愉快!｣と叫んでいます。
何かに向かって、ヒカルからトラベリオンのチケットを奪うよう指示を出すメーミィ。
しかしメーミィの周囲に人の姿が無い為、ナイとメアはメーミィに誰も居ないと指摘。
指示を出している相手が姿を消していただけでした。
今回呼ばれている冥獣人は｢ニンジャ｣との事。

｢きゃ～舞妓さん可愛い～｣
京都に到着し、はしゃぎながら写真撮影をする芳香に、ヒカルは半分切れそうになりながら目的を尋ねます。
芳香はお参りしたい寺社があるものの思い出せないのでヒカルに魔法で記憶を引き出して欲しかったそう。
人の都合を聞かない芳香の通信簿の｢思いやり｣の項目に×をつけながらも記憶を読み取る魔法をかけてやるヒカル。
｢でもま、来たからにはしょうがない。失礼。記憶よ、我に移れ。ルーマ･ゴルド｣
ヒカルに連れられていくつか候補の土地を回ってみたものの、なかなか目的の場所が見つからない芳香。
｢どうも近くで湯豆腐食べたような気がする…。思い出すためにはとりあえず湯豆腐食べるしかないかな♪｣
再度ヒカルが魔法を使って芳香の記憶を引き出そうとします。

｢ああー!!｣
｢どうしたのでござりますですか?麗ちん｣
｢インフェルシアか?｣
｢ヒカル先生が京都で芳香ちゃんにキスしてる!!｣
ヒカルが芳香に記憶を読む魔法をかけている姿を水晶球を通して見ていた麗は2人がキスをしていると思い激怒。
｢ありかよ!?いいのか?蒔人兄ちゃん｣
｢ん～しかし恋愛は自由だし…｣
｢ぬはははは。旦那も罪におけねえにゃ～｣
｢不謹慎でござりますです｣
｢待てよ、芳姉から誘った可能性も十分あるんじゃ…｣
｢違う!!絶対あいつよ。こうなったら私達も京都へ急行!!｣
皆が揃っている魔法部屋で大騒ぎしていますが、黙ってやるのが思い遣りある態度だと思います。
蒔人は恋愛は自由だと言って、以前の結婚騒動時とは違う反応。
そして家に居た小津兄弟達は麗に付き合わされる形で久しぶりのスカイホーキに乗り京都に急行。
｢おーい、ちょっと待て、麗｣
｢待てよ｣
｢麗姉｣

一方芳香はヒカルを機関車の博物館に連れて行っています。
｢うわぁ、これは…この黒光り、ダイナミックな車体。うわぁ…素晴らしい…｣
芳香の記憶に無い場所なので戸惑うヒカルですが、展示物は気に入っている様子。
｢うわぁ…僕の魔法特急に勝るとも劣らない力強さと美しさだ｣
通りすがりに見て良さげだったから立ち寄ったと言う芳香に、ヒカルは本来の目的と違う場所に来た事を「集中力が無い」として苦言を呈します。
真面目にやらないならトラベリオンで帰るとまで言い出すヒカル。
そこに敵襲です。
ニンジャタイプですが、相手の足元を爆発させて警戒を促したりしているので全く忍ぶ気がありません。
｢貴様の特急券、頂戴致す｣と冥獣人。
目的を隠す気もありません。
相手の目的がわかった為、チケットを内ポケットに仕舞い変身するヒカル。
芳香も変身して冥獣人を攻撃しますが、変わり身の術を使われ反撃をくらい変身解除。
芳香を抱き起こしながらヒカルは集中力の大切さを説きます。
そして手本を見せる為にマジランプバスターを呼び出し隠れていた冥獣人を攻撃、チケットを狙った理由を聞こうとする。
そこに小津兄弟達が到着、麗はヒカルを見るなり蹴りを入れようとします。
｢あっ、いた!!この不届き者!!女性の敵に天誅キック!!｣
ヒカルが麗に気を取られた隙に芳香は冥獣人に捕まりチケット交換用の人質として異世界に連れて行かれてしまいました。

ウルザードが剣を鍛えながら事の行く末を気にしているようでしたが、参加する気は無さそうです。

マルデヨーナ世界に向かうトラベリオンの中で何故芳香を連れ出したのか麗に聞かれているヒカル。
ヒカルは芳香が自分を連れ出したとした上で芳香はお参りしたいと言いながら自分の事しか考えていなかったと酷評。
芳香が寺社に興味を持っていないと知っている小津兄弟はヒカルの話に合点が行きません。
｢まさか…京都!?そうだ…そうよ｣
｢何なんだ?｣
｢丁度1年前、皆で京都旅行に行ったよね｣
｢あーあー、思い出した、行った行った。行ったよな、ちぃ兄｣
｢あぁ、色んなとこ回って、美味いもん食って最高に楽しかったよな｣
｢実はあの日の明け方、皆が寝てる間にお母さんそっと1人で起きて、出かけていったの｣
｢嘘!?全然知らなかった…｣
｢行き先は南禅寺だった。そこで何かのお祈りを終えたお母さんが最初は困った顔をしてたけど、私達に秘密を教えてくれた｣
『あのね、毎年この日にこのお寺である事をするとね、家族が一致団結できるのよ。えとね、頭の頭をちょんと触ってからお祈りをして、最後にほわっと押さえるの』｣
そんな中、麗は深雪が自分ルールで毎年京都に家族の無事と団結を祈願する為にお参りしていた事を思い出します。
麗は芳香が深雪の思いを引き継ごうとしたのだと考えます。
その考えを聞いたヒカルは小津兄弟に芳香が機関車に興味を持っているか尋ねます。
魁が即答で無いと伝えると、博物館も自分の為に回ったのだと気付きます。

マルデヨーナ世界に到着したマジレンジャー。
ヒカルは殿様系、残りは忍者系の扮装になっており不思議がる魁。
どうやらメーミィのふざけた演出らしいです。
そこにゾビルが出現、変身しようとするマジレンジャーですが、変身できません。

城から冥獣人が姫の扮装の芳香を連れてその様子を見ています。
｢見ろ、素直に特急券を渡せばよいものを｣とか言っています。
あと冥獣人、デンデン太鼓のようなアイテムをずっと動かしています。
変身出来なくてもやるしかねえとゾビル達と戦うマジレンジャー。
｢こうなりゃ、変身できなくたってやるしかねえ!!｣
｢そうさ、先生だっているし｣
｢5人の力があれば!!｣
｢兄弟＋1の力で絶対に芳香を取り戻すぞ!!｣
メーミィの演出による衣装ですが、きちんと刀や手裏剣や撒菱や煙球の装備が与えられており、十分に戦っています。
そしてゾビルをあらかた倒し、三方に分かれて城に攻め入る事にしたマジレンジャー。

｢きゃあー、蛙!!｣
｢おい、麗姉。こんなとこで固まるなよ｣
まず翼と麗のチームですが、敵として大蝦蟇が出現し、麗が怖がってしまいます。
固まっている麗を誘導しながら大蝦蟇の攻撃をかわす翼。

｢一気にシノビ城に突入だ!!｣
蒔人と魁のチームにはナイとメアが立ちふさがります。
お色気で隙を作る作戦だったそうですが、蒔人と魁は意中の人でないからと無効宣言。

芳香は敵に捕まった状態で困っていたが、ヒカルの言葉を思い出して冥獣人を集中して観察。
デンデン太鼓が怪しいという事でタックルして口でデンデン太鼓を咥えて奪い取ります。
冥獣人は刀で芳香を脅してデンデン太鼓を取り返そうとします。
そこに凧に乗ってヒカルが登場、城の中に飛び込んできます。
｢助けに来たよ、お姫様｣
ヒカルは冥獣人を斬って捨て、芳香を救出。
芳香はデンデン太鼓を踏んで破壊します。
これで変身できると芳香に言われ、試しに変身するヒカル。
｢驚いた…。一体どういうこと何だい?｣
｢これが変身妨害アイテムだったの。集中して考えたら打開策が見つかったの｣
芳香が踏み潰したデンデン太鼓が変身妨害アイテムだったそうです。
集中して考えたら打開策が見つかったという芳香を見直すヒカル。

芳香の呼びかけで変身するマジレンジャー。
魁は腕伸びマジパンチでバンキュリアを浮かせてタコ殴り、蒔人がマッスル状態で殴り飛ばして強制的に戦闘から離脱させます。

翼と麗の方も、反撃開始。
イエローサンダーで大蝦蟇を怯ませ、ブルースプラッシュで押し流してどっかやりました。

先程ヒカルに城から落とされた冥獣人は、同じく殴り飛ばされたナイとメアと合流。
３人は退却しようとするが、マジレンジャーに見つかってしまいます。
ナイとメアは後は任せたと、ご丁寧に印を結んで姿を消しました。

そして芳香の元に新しい魔法が入ります。
マジレンジャーは地面から垂直に積み重なったタワーを作り、巨大な刀のようになって冥獣人に振り下ろします。
タワーの攻撃でお白州まで飛ばされる冥獣人。
すると奉行系のスモーキーがトラベリオンの出現を告げます。

冥獣人はトラベリオンに対抗して『忍法巨大身の術』を使用。
大きくなった冥獣人はトラベリオンを斬りつけるが、全くダメージを与えられません。
トラベリオンは｢冥獣人ニンジャ霧影、その方の犯せし悪行の数々許し難い。よってリモートライナーゴー｣とのりのりで冥獣人を拘束し、デストラクションファイヤーで敵を焼却処分。
｢これにて一件落着]とヒカル。

無事にお参りを済ませた芳香。
ヒカルは今回の活躍で芳香を誉め、花丸をあげます。
ところでヒカルが通信簿をつけている事は知られているのでしょうか。
そして芳香に何故自分に寺社の事を聞かなかったのかと尋ねる麗。
ヒカルは芳香が人知れずお祈りを続けていた深雪の気持ちを大切にしたかったのだろうとフォローしていますが、芳香はヒカルとデートしたかったようです。
花丸をあげた事を後悔しているヒカル。
｢よし、京都巡りだ!!｣

stage22完
次回に続きます